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RINACO / 海外インテリア専門コーディネーター
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海外のようなインテリア(以下、海外インテリア)をお部屋に取り入れたい!と思った時、色々な家具やインテリア品を新調したり、リノベーションをしてみたり、カラーを取り入れて見たり、模様替えをしてみたりするかと思いますがストップです!
これらの事を行う為に、まずはステップとして海外インテリアの作られ方を知っておく必要があります。
これは海外インテリアをお部屋に取り入れた時に、海外インテリアに忠実でなくなってしまう事を避けるために一番重要なポイントです。
これを知っていないと、いくら高級家具、輸入住宅、お洒落な雑貨をつかって部屋つくりを進めても『海外のお部屋の写真のようにならなった…』となってしまいます。
仕上がりが「しっくりこない…」ってよくありませんか?
今回お伝えしていく事は最も見落としやすく、無関心になりがちで、あまり重要でないと思ってしまうような事です。
実はこれは真逆で、最も重要な事ですので是非最後まで読んでください。
最後まで読んでいただくと、格段に海外インテリアの満足度を高めることができます!
冒頭でも少し書きましたが、まず海外インテリアは輸入家具やお洒落な雑貨を取り入れても再現できません。
イメージで説明すると、メイクの知識がないのにデパコスを使ってもコスメの力が発揮できないのと同じなのです。
これを逆でいうと、知識があれば、高級な輸入住宅や、輸入家具、お洒落な内装がなくても、オンラインで買えるようなもので本格的な海外インテリアを仕上げていくことができるのです。
つまり輸入の家具や内装ばかりが最重要ではないということです!
メイクの知識があれば、デパコスを使わなくてもアップグレードできるし、応用だってできます。
服の知識があればブランド品でなくても、プチプラでもお洒落なコーディネートができますよね?それと全く同じなのです。
海外インテリアのお部屋づくりを進めていく際は、まずはこの事を常に頭にいれておきながらインテリアしていってくださいね!
初心者さん程お洒落なインテリア品を足して海外インテリアにする事がよくありますが、実はこれマインドとして、とても大きなミスなんです。
まず、海外インテリアをお家に取り入れている方はよく知っているかと思いますが、日本にはデザイン家具が海外に比べて極端に少ないです。
量産型が多く、いくらページをスクロールしても似通ったデザインしかでてこない事が多いですよね。
海外の写真で可愛い棚を見つけて日本で同じようなデザインを探そうと思っても、ほぼありません。
セレクトショップでインポート品を販売している所くらいだと思います。
文化の違いがあり、そもそもデザインに対する考えが日本と海外では全く異なる為です。カラーを使ったものも海外に比べかなり少ないです。
日本は基本的にデザインよりも性能を重視します。
性能を重視している製品は使い勝手が良く、機能面でとてもメリットがあり、住みやすさや快適さを重視した優れた家具が多いです。
ただインテリアの観点から見たデメリットはバリエーションや選択肢が極端に少ない。
この中で私たちは海外の部屋に合うインテリア品を選択していく必要があるのです。
そこで、引き算をしていきます -上達する引き算とは?
ここでお伝えする引き算とは、物を減らすという事ではありません。
何かを捨てたりするのではないんです。
何を引き算していくかというと…
インテリア品の中から日本っぽい部分を消していく!です。
海外っぽいインテリア品を足してお部屋づくりを進めていくのではなく、”自分のお部屋の中でどこが日本っぽく見えているのか?“日本っぽいなと感じている部分をそのまま放置して次の足し算のステップに進んでいないでしょうか?
…例えばこのような事
「ここは日本っぽくて気に入らないけど…とりあえず違う部屋の一番気になっているソファを海外っぽいのに変えよう!」
これをしていると、いくら素敵な足し算をしていっても日本っぽく見えてしまう場所がある為、プラスマイナス0になってしまい、自分が満足できない垢抜けない海外インテリアになってしまうので注意が必要です。
ファッションで例えると、底のすり減った古い靴を履いて、買い直さないまま、お洒落なアウターやトップスをどんどん買っているイメージです!
どの国も基本的に、自分の国にあった商品をつくり、販売します。
当たり前ですが、私たちが生活していく上で、家電、収納棚、生活用品、インテリア品、家具、家、設備、全てが日本らしい製品に囲まれて暮らしています。
私たちが憧れていて見ている、海外インテリアらしいインテリア品は日本にはあまり流通していません。
日本らしい製品に囲まれて生活しているからこそ、部屋に溢れている日本っぽい部分をまずは一つずつ減らしてくという引き算が必要なのです。
今までに、「自分の家にスルーしてきた日本っぽいところがある!」という方は、そこから見直しを始めてみると、見違えるくらいに今あるお洒落な家具や小物が映え出します!
日本で建てたお家を海外インテリアに仕上げる為の基本のフォーカスポイントは『日本っぽい部分』を減らす事を基本としてイメージしておくと◎
海外インテリアのお部屋作りに慣れてきたり、満足な海外インテリアが作れる上級者の方はどんどん足し算をして楽しんでくださいね!
海外の写真のようなお部屋に仕上げるには、何をすればいいの?
別の記事でもご紹介しているのですが、インスタグラムのDMでとてもよくいただく内容です。
そもそも、海外のインテリアの写真が素敵に見えるはなぜだと思いますか?
建具が豪華だからでしょうか?
内装が輸入らしいからでしょうか?
輸入家具がお洒落だからでしょうか?
実はこれらの事だけが正解ではありません。
例えば、海外インテリアの代名詞のようなモールディングや、ケーシングなどの内装。
日本にはないようなとびきりお洒落なデザイン照明。
これらがなくても、海外インテリアは作れます。
実際に、海外にも廻り縁のない住宅・デザイン照明を使っていないシンプルなおうち・ドアなどの建具にデコラティブな装飾の少ない内装も沢山あります。
実際の海外の部屋の写真を参考に見てみましょう。
実際の海外のモールディング等が無い部屋の例
実際の海外のモールディング等が無い部屋の例
上記の写真は実際に海外の写真ですが、天井にデザイン照明もつかっていなければ、窓も格子はなく、廻り縁もありません。だけど、洗練されていて、一目みて海外の写真だとわかります。
つまり海外インテリアを作っていく上で、海外インテリアに必須と言われているモールディングや豪華な建具よりも、美しく見せていく為のなおいっそう必要なものがあるということです。
それは何かというと、
一つ一つのディティールの積み重ねで海外インテリアをつくっています。
二枚の参考写真には、様々な海外インテリア特有のセオリーが反映されています。
私がパッと見ただけでも13以上の海外特有のインテリアセオリーやルールに則り、部屋が仕上がっています。探せばもっと出てくるでしょう。
これらの海外インテリア特有のルールやセオリーの一つ一つが施されている事で、海外インテリアらしい!と私たちが感じています。
今回の記事ではマインド的な基礎の事を紹介しているので、セオリーやルールの詳細については別記事で紹介していきます。
「ダウンライトだから海外のようにならない」
「モールディングがつけられないから諦めている」
「部屋が狭いから海外の部屋に近づけない」
「格子窓じゃないから、海外インテリアを仕上げられない」
このように内装や建具で海外インテリアを諦めている方がいらっしゃるかと思いますが、全くもって諦める必要はありません。実例として、海外の住宅にもよくあるからです。
輸入住宅のような内装でなくても、建売住宅でも、賃貸でも、確かな知識があれば海外の写真のような洗練された部屋をつくることが出来ます。
しかしながら、インテリア等でもどうにもならない場合はあるかと思いますので、そのような場所がある場合はリノベーション等も視野に入れても良いと思います。
その場合は、海外インテリアの知識があるプロのコーディネーターなどに相談する事をおすすめいたします。(相談のみの場合は無料で行なっているところもありますよ!)
インテリアコーディネーター選びは、自分のお部屋の運命を分けるので、自分のお部屋にあった会社やコーディネーターを選ぶ事が最重要です!
当ブログのリナスタでも沢山の海外インテリアに関する知識やTIPSを発信していますので、是非色んな記事を読んでみてくださいね!
いくつかご紹介した事を箇条書きにしてまとめました。これだけ頭に入れておくだけで、今までしっくりこなかった海外インテリアが格段にアップデートされます!
そして、これから始めて海外インテリアをお部屋に取り入れようと考えている方は、知っているのと知らないので、大きな満足度の違いがでると思います。
どれも難しくないので、是非覚えておいてくださいね!
海外インテリアを取り入れる時は必ずこれを頭に入れておく!
私達が普段参考にしている海外インテリアは、ディティールの積み重ねの集大成が洗練されている美しい部屋を作っています。
海外インテリアに必要不可欠なものは、輸入家具や内装・膨大な資金ではなく、部屋の一つ一つの積み重ねが最も重要だという事を今回の記事で紹介していきました。
他の記事と合わせて読んでみていただけるとより、満足できるお部屋に近づく事ができるかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
リスタイルでは、現役海外インテリア専門のインテリアコーディネーターが海外インテリアに関する、様々なHOW TOやTIPSを発信しているので他の記事も参考にしてみてくださいね!