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RINACO / 海外インテリア専門コーディネーター
rinacohomestyle
今回は海外でメジャーなBARN DOOR(バーンドア)を自宅に作ってみたので、インスタ(@rinacohomestyle)の動画ではのせきれなかった情報や注意点、いただいた質問等のまとめ記事になります。
Barndoorは海外のインテリアに詳しくない方はあまり聞きなれないドアだと思います。
バーンドアはレールから扉を吊ってスライドさせるとてもシンプルな機能のドアです。レールが直接壁についていて丸見えになっているところが特徴です。アメリカの納屋にある出入り口の大きな引き戸の扉がイメージしやすいです。
レールのカラーも黒やゴールド、ジルバーまで様々ですが、無機質でスタイリッシュなデザインが多いです。
日本ではあまり見ないドアですが、アメリカではメジャーに使われています。
日本であまり使われていないものを取り入れるだけで海外感がものすごくあがります。
特に、Farmhouseという海外インテリアテイストで(日本でいうカントリーのような温かみのあるインテリアをイメージしたテイスト)大変よく使われています。
そもそもバーンドアをDIYで作れるのかどうかという話なのですが、多少のDIY知識があればバーンドアはDIYで簡単につくれます。
とにかくこのDIYは本当にすごくオススメです!
バーンドアの部材は1つ1つの部品を買い揃えるのではなく、キットになって全て一式揃っているのです。
– Signstek 吊り引き戸レール バーンドア金具 6.6FT/2m
¥5.999- (価格は24.1.31現在)
扉はついていませんので自分でDIYするか、購入する必要があります。
扉のレールの長さは沢山のサイズから選ぶことができます。Amazonを見てみると、扉の幅に対して必要なレールの長さがかかれているので合わせて購入してください。
リンク先にも実際に同梱されている部品の画像がありますが、中身はこんな感じです。
こんなコンパクトな梱包で到着。検品してみましたが、足りない部品や破損もありませんでした!
一式になっているもの
レール・外れ止め・滑車・各金具・ストッパー・取っ手・スペーサー・ローラーガイド・鍵(ひっかけるタイプの簡易的なもの)等
商品ページではレールの取り付け方の動画での解説があり、大変わかりやすいです
価格面・性能・DIYの難易度からみても、いうこと無しのDIYです。
そして、取り付けたいまも大満足しています。
まずはバーンドアの作り方をインスタグラムでダイジェストのリールで作ったのでご紹介いたします。
for Instagram
レールの取り付け方の雰囲気がわかると思うので、見ていない方は是非みてみてくださいね。
動画では作り方を20秒くらいで紹介をしていますが、このバーンドアDIY実はとってもシンプルで本当に取り付けが簡単なんです。
DIYをやったことがある方であれば、まずつまづく事なく完成します。
一度もDIYをしたことがない、インパクトドライバーを触ったことがない等の初心者の方だと少し難しいです。作業は単純なのでできなくはないと思いますが、取り付け図を読むのが難しく感じるかと思います。
DIYで棚の取り付け等をしたことがあれば出来るレベルのDIY!
ただシンプルな故、ここだけは気をつけないと大失敗するポイントがあるので、後ほど記述していきます。
バーンドアのDIYのおすすめポイントを箇条書きで記載していきます。
・価格が安い ¥5.999- *24年1月31日現在
・トータル費用で¥15.000-程度 *塗料&扉材込み・
・取り付け方のとてもわかりやすい動画解説がある
・自由にドアをデザインできる
・複雑な工程が1つもない
・自分で引き戸をDIYで取り付けられる
どれも最高なおすすめポイントです。
ドアを自由にデザインできる所も私にとってとてもいい点でした。
ドアを考えている途中に既製品を買うかとも迷っている中で、DIYの使い勝手が良さそうな海外ライクなドアをみつけましたが思っていたデザインがなかったので1から作ることにしました。
サイズが合えば、こういった既成の扉も使うのもいいですね。
商品リンク先の動画を見てもらったほうがわかりやすいと思うのでここでは私が取り付けたバーンドアDIYの方法を簡単に5ステップで記述します。
STEP1と2どちらが先でも問題なさそうですが、私はまずは扉を作りました。
木材は無垢材が推奨になっていましたが自己責任でランバーを使用しまた。
下地がない場合がほんとんどなのでレールを取り付ける箇所に下地を取り付けます
私は1×4を使用しました。
下地にホールソーで穴を開け、レールをボルトで繋ぎ合わせながらレールを設置。
扉がものすごく重いので二人作業がオススメ
ローラーガイドは付属でありますが、私は別途購入しました。
説明書には扉は無垢材のものをとの記載がありましたが、ちょっと迷って私はランバーを使いました。
35mmくらいの扉厚にするため、ランバーを2枚重ねるようにデザインしています。
恐らく強度の面で無垢材を推奨しているのかと思うのですが、ボルト4本入っているのでまぁ大丈夫であろうという想定です。
心配な方や初心者の方は説明書の通り、強度のある集成材などで扉をつくった方が安心だと思います◎
レールをこの後取り付けていきますが、付属のプラグだけでは不安だったのでレールを取り付けるための下地をいれました。下地センターで柱を探し、下地となる1×4を柱に水平器を使ってとりつけていきます。
ここは説明書には記載がない部分ですが素人DIYなので念の為、より強度を出しておきました。
– シンワ測定(Shinwa Sokutei) 下地センサー Home 79151
¥4.158- (価格は24.1.31現在)
下地は必ず水平器をつかって水平にとりつけてください。このあとレールを取り付けますが、レールも同様に必ず水平に取り付けます。
説明書の手順通りに下穴をあけてレールを取り付けていきます。
ここの工程がバーンドアのDIYの成功と失敗が別れる大きなポイントです。
この工程を失敗してしまうと、扉が勝手に開くので注意してください。修正はプラグをつかっているのでかなり難しいです。
下穴を慎重に開けていきます。
下穴がレールを取りつける際の定規のようなものなので、必ず各下穴の中心が平行になるように穴を開けます。
下穴は付属のプラグが通る大きさであける必要があり、10mmのホールソーと9mmのホールソーが必要です。
下穴があいたらレールをボルトで固定しながら取り付けていきます。
スパナなどの工具は付属していないので、ボルトを閉める為に別途スパナが必要です。
ここまできたら、あとはもう扉を吊るすだけの作業です!
扉側にも金具を取り付けるための下穴をあけ、滑車の金具をボルトでつけます。
この時に、扉が落ちてこないようにするための付属の外れ止めも一緒に扉の上部へビスで固定していきます。これでレールと扉の間に隙間がなくなり、扉が外れにくくなります。
扉を外したいときは、外れ止めがうまく動くようになっているので、外れ止めをスライドさせれば扉を外すことができます。
扉を持ち上げてレールに滑車を乗せて概ね完成です。
ドアがかなり重たく高さがあるので、二人で作業することをオススメします。
扉をレールに乗せたあとは、床にローラーガイドを取り付けます。
ガイドをつけないと、レールに吊るされているだけの扉は安定せず前後にゆらゆらと動くのでガイドは必須です。
付属されているガイドは、扉の底にトリマーなどで溝を掘る必要があります。私は溝を掘る必要のない挟むタイプのガイドを別途購入しました。
– aleawol ガイドローラー
¥1.680 (価格は24.3.18現在)
2024/03/18更新
このガイドはアンダーの高さ(ドアと床の隙間)も扉の厚みもかなりフレキシブルに調整ができてとてもおすすめです。
ガイドは床にビスをとめずに、両面テープで固定しました。両面テープでもがっちり固定してくれています。
ガイドを床にとめたら、後は扉が端から外れないように付属のストッパーをレールに取り付けて完成です。
ストッパーはレールを通すタイプのものです。取り付け位置によってはレールの取り付けと同時にストッパーをつける必要があります。
以上がバーンドアDIYです。
心配していたレールの水平も取れていてドアが勝手に閉会することもなく成功してよかったです!
ちなみに取っ手は好みのものをつけようと思っているので付属のものは使いませんでした。
最後にまとめを記述するので参考にしてくださいね!
・レールは必ず水平につけること
・使用した工具は、スパナ、インパクトドライバー、9mmホールソービット、10mmホールソービット、下地探し、水平器
・重量があるので二人で取り付ける事
・少しDIYをしたことがあれば難易度は高くなく取り付けやすい
・シンプルな仕組みなので、丁寧に仕上げないと不具合がおきる
このDIYは本当にシンプルで複雑な工程は一つもなく、動画の通りに手順を追えば取り付けられるDIYです。
扉の奥は洋室に続くのですが、来客があった時にパッとしめりできるようになりすごく便利。
また、ここは壁一面何もインテリアをしていなかったスペースなので、ドアをデコラティブにした事でスペースにアクセントがつき、インテリアとしても楽しめるスペースへと変わりました。
扉を設けたいスペースがあるかたは是非チャレンジしてみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!